Web管理人「おっちょこちょいターキー」
東京下町の生まれ育ち、浅草合羽橋からカッパドキアに引越したのは、河童の因縁か?
大学卒業後、凡そ10年、ソニー・ミュージック・グループ内で、
営業から、アーティストマネージメント、コンサート制作まで、幅広く勉強させて貰う。
文句の言いようのない好環境で、理解のある上司や愉快な同僚にも恵まれていたって言うのに、
旦那に出会ってしまい、世話になった会社に恩返しも間々ならないまま、あっさり退職。
現在は、トルコはカッパドキアのユルギュップと言う、世界一美しい町で、エブカドゥヌ(主婦)してます。
コジャジュウム(旦那)との馴れ初めなど
照れこっぱずかしいお話ですが、大抵の友人達から同じ質問をされたので、
聞かれる前に書いておきます。はい。
今を遡ること数年前、24時間中20時間は勤務時間ってな頭でワーカホリックだったワタクシ。
仕事上の鬱憤も溜まりに溜まったある日、数年ぶりに長期休暇を取ることにしました。始めはモンゴルあたりに出掛けて、大地の恵みを吸収してこようと考えて、凡そ手に入るガイドブックは買い揃えて、すでに読んでおりました。
ところが、ある日、突然、一日のうちに3回も、曰く「トルコは世界一の親日国だ」「トルコ料理はめちゃめちゃ旨い」「トルコの人は旅人に優しい」。頭に「!」と閃いたワタクシは、その足で本屋に直行して、今度はトルコのガイドブックを買い揃えました。読めば読むほど、なるほど良さそうって事で、いきなり方針変更。
仕事上の関係者や友人に、其々別の場所で「トルコ旅行」を勧められたのです。
その後は休暇前進行でめちゃめちゃ忙しくもなり、肝心の旅行手配は棚上げ。もう後2週間で休暇と言う日、仕事の合間ぽっかり時間が空いたので、目の前にあった旅行社に駆け込みました。取り合えず、休暇のスケジュールで取れるトルコ航空イスタンブール⇔成田間のチケットを買おうと問い合わせると、
往復ともに空席が一席ずつ。
シーズンで日にちが迫っていた事もあって他のフライトは見事に満席。旅行社の担当の方が「僕も長くやってますが、こんな事は初めてです」とおっしゃっる。私も驚いて「これはアッラーに呼ばれてますかねえ」と言うと「呼ばれてますよ、きっと」と真顔で返された。
アプローチからワクワクさせられて、否が応にも盛り上がってトルコに乗り込みました。最初の数日はイスタンブールを、テクテクテクテクとにかく一人であちらこちらと歩き回りました。お金がかかる観光スポットにはほとんど行かず、あっちこっち傾いでる家々が立ち並ぶ路地を散策し、歩き疲れたら、ブルーモスクで日がな一日観光客を眺めたりして過ごしました。大方、イスタンブールの歴史地区周辺は把握したぞ、と思えた日に、今度も又当て推量に旅行会社へ行って「どこか田舎へ行きたい」と言うと
「貴方はカッパッドキアへ行かなければならない」とおっしゃる。
じゃあ、そこへ行きますって事でその晩のバスに乗ってカッパドキアへ向かったのでした。
当時、大学を卒業してすぐアスケル(兵役)へ行った旦那は、退役後久しぶりにユルギュップに戻って地元のアジェンタ(旅行代理店)で働き始めたばかりのところでした。そんな旦那が、早朝到着した私のピックアップ役だった訳ですが、バスの中から私のスーツケースを取り出している旦那を最初に見た時は一瞬パニックに。
「ええっと誰だっけこの人?名前が出てこなーい!」
日本で働いていた時に、仕事上の極々近しい立場の人と、いきなり別の場所で会った時に、一瞬名前が出てこなくて大変焦る事があった。相手に失礼だし、自分でも恥ずかしい。しかしアナタ、イスタンブールからバスで12時間も移動した場所に知ってる人なんかいる訳ないじゃん。あ、そりゃあそうだよなあ、って落ち着くまで2分くらいかかってしまいました。
珍しくカッパドキアに雨が降ったその日は、旦那自身のスケジュールもポカと空いてしまったので、ツアーにも参加せずに「ただそこいらをブラブラしたい」と言う変なツアーリストのエスコートをする羽目になったのでした。「後で高いツアーでも売りつける気ね」と警戒感丸出しだった私も、よくよく話をするうちに旦那の誠実な人柄や、物事に対する考え方の一つ一つに好感を持つようになったのです。「恋心」みたいなものも徐々に芽生えてしまってはいたものの「旅先は気持ちが知らず知らず高揚するもの。自分自身をも信じてはいけない」と自分で自分に言い聞かせながらの滑り出しでございました。
その後、何度かトルコと日本を二人で行き来しながら「やっぱりこの人と死ぬまで一緒に居たいのだ」とお互いに確信し、更に2年の遠距離恋愛を経て、そこにはお決まりの遠距離恋愛の紆余曲折を隈なく経験し、…(長くなってしまいいましたが)…今に至る、と。
そんな感じです。冗長な拙文を推敲せずに読ませる管理人をお許しください。どもども。
付け焼刃でダンスの練習中
チャルシュカン(働き者)のババ 
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